個人住宅

雪国の長屋風住宅

【設計・監理】
白田建築事務所
【構造】
木造軸組工法2階建て
【用途地域】
第一種住居地域専用

【規模】
敷地面積:177.94㎡ (53.83坪)
建築面積:149.05㎡ (45.09坪)
延床面積:226.07㎡ (68.39坪)
施工床面積:250.91㎡ (75.84坪)

【コンセプト】
秋田市内にあるこの敷地は、狭い間口に奥行き深い形状で、京都の町屋の様な敷地条件の中で計画が始まりました。
隣接している敷地も同じ条件ですから、それぞれが隣地ぎりぎりに建物を建ており、東西に長い敷地の南側の採光をいかに
有効に取り入れるかが1つの課題になりました。
京都にあるような町屋とは趣が違いますので町屋風としてみました。

■雪と採光
雪国で計画する上で大きな要素として雪対策があります。
落雪、除雪、防雪、など札幌を中心に設計活動をしている私にとっては常に対峙する問題でもあります。
この計画では玄関前にカーポートを設定し、除雪や排雪の面積を小さくし、冬期間の住宅からの出入りをスムーズにする工夫をしました。
カーポートを前面に設置したことで1階に住居部分が奥に入り、南側隣地の建物をかわして採光を確保することが出来ました。
2世帯住居であるこの計画は1階にどのように採光するかが課題でしたがカーポートの設置と、北側の天窓から2階の階段を通して光を感じられる部分を造るなどの工夫をしています。

■高気密高断熱と通風
寒冷地である以上高気密高断熱が必要条件となります。
住宅の高断熱化は冬が暖かいのはもちろんですが、効率的に日射を遮ることで夏季の冷房負荷を軽減することになります。
つまり断熱性能が高いということは外部の気象条件に左右されにくいということになり、暖冷房費に掛かるランニングコストの削減にもなります。
この計画では経年変化の少ないフェノールフォームを外壁と屋根に用いた外断熱工法を採用しました。
窓はLow-E複層ガラスとし、暖かい太陽光を取り込み室内の暖房熱を逃がさない構造になっています。
また、排煙窓を兼ねた高所に取り付けた窓や天窓は夏の通風に有効活用できます。

■横と縦の開放的な空間構成
敷地の奥行きを活用し、連続した空間構成で間口の狭さを意識させないデザインとしました。
1階は居間と仏間となる畳を置いたスペースを一体とし、さらに廊下を兼ねた趣味の部屋を連続する空間にしました。
1階でありながら東南からの光が一連の空間を照らしていきます。
2階は屋根の傾斜を活かした天井で縦にゆったりした空間になっており、天窓や廊下のスリットなどから終日明かりが差し込む構成にしました。
また、1階の居間には秋田杉の大黒柱を設け、最新の工法の中に伝統的な素材を用いて「ほっ」とする部分を演出してみました。

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