個人住宅

秋田の家

[設計・監理]

株式会社MDS一級建築士事務所 森清敏・川村麻衣子

[構造]

木造2階建

[コンセプト]

ショーン・サルストロム氏のガラスのアート作品を取り囲むように、階段、その周りにスパイラル状に部屋が配置されている。
昼は明るい外周から光が差し込み、中央の階段にじわりと光が滲み入り、作品が闇の中で微かに輝く。
夜は暗闇の中、中心から光を放ち、外周に灯りが漏れる。そんな光と影が作り出すアーティスティックな家でありながらも、雪国の鉄道好きの親子が住まう小住宅。
公園越しに、一日中大好きな様々な電車を眺められ、東側を除く3方向が接道しているという特徴のある敷地。
西側が公園に面しているとは言え、三方向が接道しているため、方向性のないプランが敷地にあうのではと、敷地を初めて訪れた時に感じた。
室内は緩やかにつながりながらも、空間が細かく分節された籠れるような空間にという建主のご要望があったので、階段を中心として、その外側にスパイラル状にスキップする床を設けることにした。
敷地の形状と要望面積から長方形の建物形状が決まり、階段は外周部を取りまく部屋の広さ、あるいは形状がなるべく多様になるような位置に配置し、高低差のある、大きさの異なる小部屋をいくつも配置した。
住宅では天井高や広さは一定である必要はなく、狭いところや天井が低いといった方が良い場合もあり、広ければ、あるいは天井が高ければ良いというわけではない。
それらの隣りあう部屋との関係は、見えない壁であったり、扉であったり、段差だけで仕切りが何もなかったりと様々。
部屋と階段との関係も、その両者間の開口部も一様ではない。
外周部の開口は、公園に面した西側と、日差しの入る道路を挟んで隣家のある南側は、高さや位置を考慮しながら大きめにとり、日差しの入らない北側と唯一隣と接する東側は小さ目に計画した。西側の公園にだけ注目するのではなく、すべての向きに対して部屋を配置することで風景が多様となる。
断面方向の工夫としては、外観と室内空間は水平方向にある基準を設け、内外ともストライプ状の家となっている。
外周部の部屋の高さがスキップしながら変化していることで、外の風景が多様になるだけでなく、プライバシーのグラデーションができている。
このようにして、雪国のこの敷地ならではの住宅が生まれた。

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